「幹細胞治療、結局いくらかかったの?」
結論から言うと、わが家が支払った総額は約570万円でした。
これまでの記事では「500万円」と書いてきましたが、実際にかかったのは治療費だけではありません。
この記事では、自閉症の息子が幹細胞治療を受けるまでに実際に支払ったお金と、パンフレットには載っていない「見えない費用」を、すべて公開します。
結論|わが家が支払ったお金の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| オンライン診察費 | 30分 9,900円+税(延長15分ごとに2,500円+税) |
| 治療費本体 | 515万円+税(最大量) |
| 宿泊費(家族全員・1泊) | 42,040円 |
| 交通費(家族全員) | 電車・バス代 |
| 合計 | 税込 約570万円 |
「治療費」以外にかかるお金
✔ 宿泊費(家族全員分)
✔ 交通費
✔ オンライン診察費
✔ 延期・予定変更のリスク
意外と知られていないこと①|治療費は「体重」で決まる
わが家が受けたクリニックでは、治療費は投与する細胞の量で決まり、その量は子どもの体重で区分されていました。
- 標準(最小)量:315万円+税
- 1.5倍(中間)量:415万円+税
- 2倍(最大)量:515万円+税
※2025年時点・わが家が受けたクリニックの場合。金額は時期によって改定されることがあり、クリニックによっても異なります。
そして体重は、治療予定日の2週間前までに申告して、投与量が確定する仕組みでした。
つまり——治療日直前に体重が増えると、治療費が変わる可能性があるということです。わが家は最大量を選びましたが、区分の境目にいるご家庭なら、100万円単位で変わります。私はこの時期、息子の体重管理にかなり気をつけていました。
意外と知られていないこと②|「当日の体調」に全財産がかかっているような緊張感
治療日当日に体調不良になった場合、医師の判断で治療が延期になる可能性があります。実際、治療直前に息子の体調が揺らいだとき、クリニックに問い合わせて「伺った内容ですと治療自体には影響はありません」と返事をもらって、やっと眠れたのを覚えています。
自己都合での延期には費用がかかる規定だったと記憶しています(数万円単位)。
だから治療前の数週間は、風邪をひかせないように、とにかくヒヤヒヤしながら過ごしました。幼児は簡単に熱を出します。「体調管理も費用のうち」というのが、経験して分かったことです。
診察は通院なし・オンラインのみだった
わが家の場合、治療前の診察はオンライン(Zoom)のみで、通院はありませんでした。診察費は30分9,900円+税。以降は15分の延長ごとに2,500円+税が加算される仕組みでした。
診察のあとのやり取りは、すべてメールです。細かい疑問(飲み物はどこまでOK?何時間前まで食べていい?)にもメールで答えてもらえたので、遠方でも治療前の不安は小さくできました。
宿泊費と交通費|「本人がフラフラする」から泊まりが必要
治療当日は、点滴のあと息子がフラフラしていて、そのまま長距離を移動するのは無理だと感じました。
わが家は家族全員で行き、ビジネスホテルに宿泊しました。家族全員で1泊42,040円。移動は電車とバスです。
遠方から治療を受ける方は、治療費のほかに「家族全員分の宿泊費・交通費」を最初から予算に入れておくことをおすすめします。子どもの体調次第では、延泊の可能性も考えておくと安心です。
予定どおりにいかなかった日のこと
ここまで費用の話を書いてきましたが、もうひとつ、これから治療を受ける方に知っておいてほしいことがあります。
わが家の治療は、予定どおりには進みませんでした。
当初は1日で終わる予定でした。でも当日、処置で十分な結果が得られず、後日あらためて対応することになりました。
正直に書くと、このときの私はとても不安でした。麻酔をして頑張った息子に、もう一度同じ負担をかけることになる。「大丈夫なのだろうか」と、帰り道で何度も考えました。
クリニックからは経緯について丁寧な説明とお詫びがあり、約1週間後にあらためて処置を受けて、無事に終えることができました。再処置にともなう宿泊費などの費用は、クリニック側が負担してくださいました。
この経験から伝えたいことは2つです。
- 医療である以上、予定どおりに進まない可能性はあるということ。日程にも気持ちにも、余裕を持っておくと安心です
- だからこそ、何かあったときの説明や対応は、費用と同じくらい大事な判断材料だということ
この経験も含めて、治療を検討する方の参考になればと思い、記録しておきます。
これから検討する方へ|「500万円」の外側にあるお金
まとめると、幹細胞治療のお金は「治療費○○万円」という数字だけでは測れません。
- 診察費・延長料金
- 体重区分による治療費の変動
- 家族分の宿泊費・交通費
- 延期になった場合の費用リスク
- 予定どおりに進まなかった場合の、日程と気持ちの余裕
- そして、治療日まで体調と体重を管理し続ける親の緊張感
これらを含めて検討することを、経験者としておすすめします。
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幹細胞シリーズ・全記録
① 受けた理由|500万円の決断と後悔しないために考えたこと
② 費用はいくら?実体験で全公開
③ 効果はいつから出る?時系列まとめ【3ヶ月の変化】
④ 1年後の総括|500万円の価値はあったのか
⑤ おすすめしない人|受けない方がいいケース
⑥ 2回目をやめた理由
※本記事は2025年にわが家が受けた治療の実体験に基づくものです。費用体系・規定はクリニックや時期によって異なります。本記事は治療を推奨するものではありません。医療的な判断は必ず専門医にご相談ください。


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