息子のきれいな「バナナ状のうんち」を、私は5年間、見たことがありませんでした。
ほぼ毎日、水便か軟便。拭き取りは5回から10回。それが、わが家の「普通」でした。
この記事は、自閉症の息子の腸の5年間の記録です。「自閉症 下痢」「自閉症 軟便」で検索して眠れない夜を過ごしている方に、わが家に起きたことを、盛らずに正直に書きます。
5年間、毎日が下痢か軟便だった
離乳食が終わっても、ゆるい便は続きました。
小児科で相談しても「様子を見ましょう」。整腸剤を試しても、劇的には変わらない。おむつの時期はまだよかったのですが、トイレでするようになってからは、拭き取りに5〜10回かかる日々でした。
本人もお尻が痛くなるし、外出先のトイレは大変だし、親としては「この子の腸はずっとこのままなのだろうか」という不安がありました。
私がやってよかったこと|毎日の「うんち記録」
ひとつだけ、当時の自分を褒めたいことがあります。毎日、便の状態を記録し続けたことです。
形状(水便・軟便・形あり)、拭き取り回数。メモアプリに一行書くだけです。
これが後々、ものすごく役に立ちました。医師に説明するときに「だいたいいつも下痢です」ではなく「この1ヶ月で形のある便は3回でした」と言える。変化が起きたときに、それが本物かどうか自分で確認できる。
腸で悩んでいる方には、まずこの記録をおすすめします。
腸活で、小さな変化はあった
ヨーグルトや食事の工夫など、家庭でできる腸活はいろいろ試しました。小さな変化はありました。このあたりの詳細は別記事にまとめています。
▶ 自閉症の子どもは腸で変わる?腸内環境改善後に起きた行動変化の記録
ただ、正直に言うと「毎日バナナ状」には、腸活だけでは届きませんでした。
転機は、幹細胞治療のあとだった
2025年7月、息子は幹細胞治療を受けました(治療の経緯や費用はシリーズ記事にすべて書いています)。
治療から約4か月後。初めて「1回拭いて付着なし」の日が出ました。
5年間の記録の中で、初めてのことでした。
そして11か月後には、完全な「0拭き」の日が出てきました。拭かなくていい日が、来たんです。
正直に書くと、まだ「定着」はしていません。体調を崩すと、ゆるい便に戻ることもあります。それでも今は0〜1回拭けば済む日がほとんどで、5〜10回拭いていた頃とは別世界です。
医師からは「腸機能の改善は幹細胞治療の効果である可能性が高い」と言われています。
▶ 自閉症の幹細胞治療から1年|500万円の価値はあったのか、母親の正直な総括
正直に書いておきたいこと
「これをやれば治ります」という話には、絶対にしたくありません。
- わが家の変化が「幹細胞のおかげ」なのか「成長」なのか「腸活の積み重ね」なのか、正確に切り分けることは誰にもできません。全部並行してやってきたからです
- 幹細胞治療は500万円以上かかる、簡単には選べない選択肢です。腸のためだけに受けるものではないと思います
- 便の状態や改善の経過には個人差があります。気になる症状は必ず小児科・専門医に相談してください
それでも、この記録を公開するのは、5年前の私が「同じ悩みの子が、その後どうなったか」を必死に検索していたからです。
同じ悩みの方へ
自閉症のお子さんの下痢・軟便は、「体質だから仕方ない」と流されがちです。私も何度も「様子を見ましょう」と言われました。
でも、5年間見続けた母として言えるのは——腸は、変わる可能性があるということです。それが腸活によるものでも、成長によるものでも、医療によるものでも。
まずは今日から、うんちの記録を一行つけてみてください。変化は、記録している人にしか見えません。
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※本記事は個人の体験記録です。特定の治療法・食品の効果を保証するものではありません。お子さんの症状については必ず医療機関にご相談ください。

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