自閉症の幹細胞治療11か月後|言葉・排便・社会性に見えた変化【2026年6月記録】

幹細胞治療

2025年7月、息子に幹細胞治療を受けさせた。

あれからもうすぐ1年になる。

500万円以上をかけた治療に、「効果があったのか」と問われたら、今の私はこう答える。

変化は、確かにあった。ただし、劇的ではなかった。

それが正直な答えだ。

この記事では、治療から11か月が経った2026年6月時点での変化を記録しておく。言葉のこと、腸のこと、社会性のこと。できるだけ具体的に書く。


腸・排便の変化

幹細胞治療後から継続して記録しているのが、排便の状態だ。

自閉症と腸の関係は、医師からも「腸機能の改善は幹細胞治療の効果である可能性が高い」と言われている。だからこそ、毎日記録を続けてきた。

拭き取り回数が、少しずつ減ってきた。

治療前は水便や軟便がほとんどで、拭き取りに5〜10回かかる日が当たり前だった。治療から約4か月後(2025年11月ごろ)、1回拭いて付着なしという日が初めて出た。そのときは「5年間で初めての経験だった」と記録している。

その後も拭き取り回数は徐々に減っていったが、0拭きは定着しなかった。

転機になったのは、排便時間のルールを「5分」から「3分」に変えたことだ。長く座りすぎると後半が軟便になりやすいとわかってきたからだ。

3分ルールに変えてから、完全な0拭きが出る頻度が増えてきた。6月6日も0回で終わった。

1年近く毎日記録をつけてきた私には、この数字の変化が小さなものには思えなかった。体の状態が少しずつ変わってきている可能性を感じている。

もう一つ、気になっていることがある。おならの臭いと行動の関係だ。

臭いが強い日に、癇癪が増えたり、不明な笑いが多くなったりする日が重なることがある。まだデータが少なく、因果関係があるとは言えない段階だ。ただ、もしかしたら関係があるのかもしれない、と思って引き続き記録を続けている。


言葉とやりとりの変化

11か月前と今で、一番変わったと感じるのは「言葉のやりとり」の質だ。

最近、パウパトロールのキャラクター名を独り言のように言うことが増えた。

私が続きのキャラクター名を返すと、嬉しそうな表情になり、さらに次の名前を期待するような様子を見せる。以前は一方的な発話で終わることが多かった。でも今は「相手が返してくれることを楽しむ」やりとりが少しずつ生まれてきている。

磁石パズルでも変化があった。

自分で形を作り、「おうち!」と言いながら私に見せてくる。形を変えて「アイスクリーム!」と言う。命名しながら、私に見せる。これは共同注意と呼ばれる行動だ。自分が見ているものや感じたことを、相手と共有しようとする力のことである。

以前は、作ったものを見せてくることがほとんどなかった。それが今は、私の顔を確認しながら見せてくる。

5月には、水筒をこぼしたとき「こぼしちゃった」と自分から報告してきた。

こういう小さな積み重ねが、11か月で変わってきたことだと思う。


社会性・適応行動の変化

6月は大きな変化があった。

プールに初参加した。

最初はプールに入ることすら拒んだ。それがこの日は、まず3秒だけ入ってみた。できたら10秒になり、最終的には他の子と一緒に列に並んでプール内を歩くことができた。

水深100cmのプールに、一人で立っていた。

心電図の検査にも成功した。

最初は失敗した。でも保健室で「寝る練習」をしてから再挑戦し、最終的には測定に成功した。

2月の検査では強い拒否があり、近づくことすらできなかった。それが今は、「できなかった→練習する→再挑戦する」という流れができるようになっている。

耳鼻科の検診でも、泣かずに終わることができた。


医師の見解(治療3か月後の検診)

治療から3か月後の検診で、医師からこう言われた。

「睡眠の改善および腸機能の改善については、幹細胞治療の効果である可能性が高い。引き続き経過観察を続けてください。」

医師が「効果がある可能性が高い」と言ったのは、腸と睡眠についてだ。

言葉や社会性については、まだ経過を見ている段階だと理解している。


11か月経った今、私が感じていること

治療前、私は「1回の治療で大きく変わるかもしれない」と思っていた。

実際はそうではなかった。

変化はゆっくりで、小さくて、「これが幹細胞のせいなのか、成長なのか、ABAのせいなのか、腸活のせいなのか」がわからない。

でも、こう思っている。

「あのとき受けて、よかった」

受けなかった場合と比べることはできない。でも今の息子を見ていると、何かが少しずつ動いてきていると感じる。

来月で治療からちょうど1年になる。1年後の記録は、また別の記事に書こうと思う。

劇的な変化はなかった。でも、受けてよかった。

それが、治療から11か月経った今の正直な気持ちだ。

幹細胞治療を検討している方は、まずこちらの記事もご覧ください。

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