自閉症の子どものトイトレに悩んでいませんか?
自閉症だとトイトレは無理?
言葉がない子でもできる?
何歳から始めればいい?
息子は重度の自閉症です。正直、トイトレは難しいと言われていました。
「この子にトイレを教えられるのかな」
最初は本当にそう思っていた。
でも、1ヶ月で完了した。
理由はシンプルで、「成功しやすい環境を作ったから」でした。
うんちもおしっこも、自分でトイレに行けるようになった。
この記事は、ABAの考え方を取り入れながら実際にやってきたトイトレの方法と手順の記録です。「重度の自閉症でもトイトレはできる?」と不安に思っている方に、届いてほしい。
トイトレ前の状態
ソラは言葉がなく、「おしっこ」「うんち」を伝えることができなかった。
尿意・便意のサインも、こちらにはわからなかった。
「トイレに座って」という指示も、最初は全く通らなかった。
どこから手をつければいいか、正直わからなかった。
こんな方に向けて書いています
- 言葉がまだ出ていない
- トイレの指示が通らない
- 重度判定の自閉症と言われている
うちもこの状態からスタートしました。
まずやったこと|「座る」だけの練習
最初から「トイレでおしっこ」を目指さなかった。
ステップ①:どこでも「座って」と言えば座れる練習
まずは便座に限らず、椅子でも何でも「座って」と言われたら座れるようにした。
座れたら褒める。それだけ。
ステップ②:トイレの便座に座るだけの練習
座れるようになったら、場所をトイレに移した。
「座るだけでいい。出なくていい。」
座れたら、思いっきり褒めた。
本番開始|その日から日中はパンツ一択
座る練習ができたら、その日からパンツに切り替えた。
ここは覚悟が必要だった。
オムツを要求してきても、パンツ一択。揺るがなかった。
「濡れて気持ち悪い」という感覚を学習させることが目的だった。
数分おきにトイレへ連れていった。
最初は失敗の連続だった。パンツを替え、床を拭き、また連れていく。
それでも、淡々と続けた。
実際のスケジュール|1ヶ月の流れ
| 時期 | 間隔 | 状態 |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | 5〜10分おき | ほぼ失敗。でも続ける |
| 4〜7日目 | 20分間隔 | 少しずつ成功が出始める |
| 2週目 | 30〜60分間隔 | 成功率がグッと上がる |
| 1ヶ月後 | 自分からトイレへ | うんち・おしっこ両方自立 |
転機|奇跡的にちょろっと出た日
ある日、トイレに連れていったとき——
ちょろっと出た。
その瞬間、思いっきり褒めちぎった。
「すごい!!できた!!やったね!!」
大げさなくらい、全力で。
ソラの表情が変わった。
「トイレ=いいことが起きる」
その感覚が、少しずつ積み上がっていった。
重度の自閉症でもトイトレはできる?
「重度だから無理」と言われたことがある。
でも実際にやってみたら、できた。
大事なのは「できるか」じゃなく「どうやるか」だった。
ABAでやったこと|6つのポイント
① スケジュール排尿(時間で連れていく)
最初から「行きたい」を待たない。時間でコントロールする。
数分おき→少しずつ間隔を伸ばす。成功体験を量産することが目的。
② 強化子(ごほうび)を使う
成功したら好きなものですぐ褒める。「トイレ=いいことが起きる」を身体で覚えさせる。
シールを使う場合は、トイレに専用のシール台紙を貼っておくと視覚的にわかりやすくておすすめ。
失敗しても怒らない。これは鉄則。
③ 視覚支援を使う(超重要)
言葉が弱い子ほど効果がある。
①ズボン下げる→②座る→③おしっこ→④流す→⑤手を洗う
毎回同じ順番で見せ続けた。トイレ用の視覚支援カードを使うと、自立への移行がスムーズになる。
④ 成功しやすいタイミングを狙う
起床後・食後・お風呂前は尿意が来やすい。このタイミングに合わせて連れていくと、成功率が上がった。
⑤ 失敗しても淡々と処理
失敗したときは、無言で着替えさせた。リアクションを薄くするのがポイント。
「失敗したら注目してもらえる」にならないように。
⑥ パンツ移行は一気に(中途半端NG)
オムツとパンツを行き来すると、一番長引く。
日中はパンツ固定と決めたら、絶対にブレなかった。
夜はまだ見られないのでオムツのまま。昼だけと割り切った。
1ヶ月後|うんちもおしっこも自立
1ヶ月後、ソラは自分でトイレに行けるようになっていた。
うんちもおしっこも、両方。
「できるわけない」と思っていたことが、できるようになっていた。
生活が変わった。おむつ代がなくなった。外出先のトイレも、使えるようになった。「トイレ行きたい」と自分から伝えてくる日も来た。
同じ状況のパパ・ママへ
「重度の自閉症だからトイトレは無理かも」と思っていませんか?
私もそう思っていた。
「できるかどうか」じゃなくて、「やり方を知らないだけ」でした。
トイトレは「自然にできるようになるもの」じゃない。
環境を整えて、成功体験を作って、繰り返す。それだけだった。
やり方が合えば、一気に進む。諦めないでほしい。
▶ 腸が整ってから行動が変わった記録はこちら → 自閉症の子どもは腸で変わる?腸内環境改善後に起きた行動変化の記録
ABA療育の効果についてはこちら → 自閉症に幹細胞治療は必要?ABA療育だけじゃダメ?体験者が出した結論(近日公開予定)
※あくまで個人の体験です。お子さんの状態によって合う方法は異なります。専門家への相談も合わせてご検討ください。

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